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インプラントブログ

2025.03.30歯科医師がおすすめするインプラント治療の後の高濃度ビタミン点滴とは

皆さん、こんにちは。大阪市鶴見区のいちば歯科医院です。インプラント治療は、多くの患者さんにとって歯の機能と美しさを取り戻す素晴らしい選択肢ですが、その治癒プロセスをより良くするための方法をご存じでしょうか?

 

今回ご紹介するのは、治療後の回復をサポートする「高濃度ビタミンC点滴」です。この点滴療法は、インプラント治療後の体調を整え、治癒を促進するための有効な手段として注目されています。インプラント治療後の患者さんにとって、最良の結果を得るために役立つ情報をお届けします。

 

▼なぜ高濃度ビタミンC点滴なのか

ビタミンCは、私たちの健康を保つために欠かせない栄養素の一つです。厚生労働省が推奨する1日のビタミンC摂取量は100mgで、これはレモン5個分に相当しますが、これは壊血病を防ぐための最低量に過ぎません。日常的な食事やサプリメントでビタミンCを摂取する場合、体内での吸収には限度があり、血中濃度を一定以上に上げることは難しいです。頑張って摂取しても、1日1000mgが限界で、それ以上摂取しても血中濃度はほとんど上がりません。

 

◎点滴だとビタミンCを効率良く吸収できる

ビタミンCは小腸から吸収されますが、その過程で酸化しやすく、全身に行き渡る前に効果が減少してしまうことがよくあります。しかし、高濃度ビタミンC点滴を用いることで、ビタミンCを直接血管内に投与し、酸化を防ぎながら血中濃度を急激に上げることが可能になります。この方法により、短時間でビタミンCを全身に行き渡らせることができ、内服では得られない強力な抗酸化作用が期待できるのです。

 

▼ビタミンCによる効果

ビタミンCには、次に挙げる効果が期待できます。

 

  1. 抗酸化作用

ビタミンCの最も重要な効果の一つが抗酸化作用です。酸化は、体内の細胞が酸素と結びつき、いわば「サビてしまう」状態を指します。この酸化が進行すると、体が疲れやすくなり、老化が促進されるだけでなく、生活習慣病や心血管疾患、がんなどのリスクも高まります。ビタミンCは、こうした酸化ストレスを軽減し、疲労回復やアンチエイジング効果、さらには抗がん効果が期待できる成分です。

 

  1. 美白・美肌効果

ビタミンCは、シミの原因となるメラニンの生成を抑える効果があり、また、皮膚の主要な成分であるコラーゲンの合成にも欠かせない栄養素です。そのため、しわを軽減し、肌の質感を滑らかにする効果があります。また、肌に弾力を与えるヒアルロン酸の生成を助ける線維芽細胞を増加させるため、肌がプリプリとした弾力を取り戻すことができます。さらに、ニキビの予防やアトピーの改善効果も期待できます。

 

  1. 抗ストレス効果

私たちの体がストレスに対抗するために重要な役割を果たす副腎という臓器は、ビタミンCを多く必要とします。副腎はコルチゾールという抗ストレスホルモンを分泌し、私たちの体を守っています。ビタミンCは副腎の機能を正常化し、ストレスに負けない体を作るのに不可欠な栄養素です。現代社会では、精神的な緊張や不安、肉体的な疲労など、様々なストレスにさらされることが多いため、ビタミンCはその対策としても重要な役割を果たします。

 

  1. 免疫力アップ

体内に侵入した細菌やウイルスと闘う免疫機能には、白血球やリンパ球が重要な役割を果たしています。これらの細胞には多くのビタミンCが含まれており、その量が十分であれば、免疫力が向上し、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりにくくなるとされています。特に、風邪のひき始めにビタミンCを摂取することで、その症状を軽減する効果が期待できます。

 

  1. 抗アレルギー作用

アレルギーは、体が本来無害な物質に過剰に反応してしまう免疫反応です。この反応により、かゆみや痛み、炎症が引き起こされることがありますが、これはヒスタミンという物質が関与しています。ビタミンCはヒスタミンの分解を促進し、その血中濃度を低下させることで、アレルギー症状を緩和する効果が期待できます。

 

▼インプラント治療後に高濃度ビタミンC点滴を打つメリット

歯科治療において、特にインプラント治療後に高濃度ビタミンC点滴を受けることは、多くのメリットがあります。口腔内の健康は、全身の健康と密接に関わっており、特にビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素であるため、歯周組織の健康維持に非常に重要です。

 

◎傷ついた組織の回復を促進

インプラント治療後は、口腔内の組織が酸化しやすい状態にありますが、高濃度ビタミンC点滴は強力な抗酸化作用を持ち、傷ついた組織の回復を促進します。また、歯肉の健康を保ち、腫れや出血、歯周病の予防にも効果的です。さらに、メラニンの合成を抑制し、口唇や歯肉の色調を改善する効果も期待できます。

 

◎口腔がんの予防効果

インプラント治療や抜歯などの外科手術後の治癒を促進するだけでなく、口腔がん(舌がん、歯肉がん、口唇がんなど)の予防効果も期待できる点が特徴です。口腔内の健康を維持するために、高濃度ビタミンC点滴は非常に有効な手段となるでしょう。

 

▼高濃度ビタミンC点滴に副作用はある?

高濃度ビタミンC点滴は、一般的に安全で多くのメリットがある一方で、副作用が発生することもあります。ただし、これらの副作用は適切な対策を取ることで軽減できます。

 

◎点滴を打った部位の痛み

点滴を行う際、穿刺部位に痛みを感じることがありますが、点滴の速度を調整したり、穿刺部位を温めたりすることで痛みを和らげることができます。

 

◎のどの渇き

点滴中や点滴前に水分を摂取することで、のどの渇きを予防することができます。

 

◎低血糖症状

稀に冷や汗や震えなどの低血糖症状が現れることがありますが、点滴前にしっかりと食事をとることで、これらの症状を防ぐことが可能です。

 

▼高濃度ビタミンC点滴を受けられない人はいますか?

高濃度ビタミンC点滴は、いくつかの条件下では適さない場合があります。まず、透析中の腎不全の患者さんには推奨されません。ビタミンCは腎臓から排泄されるため、腎機能が低下している方には負担がかかる可能性があります。

 

また、心不全の患者さんは、水分貯留によって症状が悪化するリスクがあるため、注意が必要です。

 

さらに、胸水や腹水の貯留、強いむくみがある方も、点滴で体内に過剰な水分が蓄積されることで症状が悪化することがあります。インプラント治療後に高濃度ビタミンC点滴を検討される際は、事前に医師と相談することが重要です。

 

▼まとめ

今回は、歯科医師も推奨するインプラント治療後の高濃度ビタミンC点滴について、大阪市鶴見区のいちば歯科医院が解説しました。高濃度ビタミンC点滴は、インプラント治療後の回復をサポートし、口腔内の健康を維持するために非常に効果的な方法です。副作用に対する適切な対応を行うことで、安全かつ効果的に点滴を受けることができるでしょう。インプラント治療を受けた後に、ぜひご検討いただきたい治療法の一つです。ちなみに当院では、EUで唯一承認されているパスコルビンという点滴用ビタミンC製剤を使用し、点滴の料金は1回あたり12,000円(税込)となっておりますので、関心のある方はいつでもお問い合わせください。

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