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2025.04.20オールオン4の治療の流れ 【完全ガイド】

皆さん、こんにちは。大阪市鶴見区のいちば歯科医院です。今回のコラムでは、近年注目を集めている「オールオン4」という歯科治療の詳細な流れについて解説します。オールオン4は、歯を失った患者さんにとって、快適な生活を取り戻すための有効な治療方法です。けれども、その治療の具体的な手順や流れについては、まだあまり知られていないことが多いです。

 

このコラムでは、オールオン4の基本的な概要から、実際の治療の各ステップまでを詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただき、オールオン4がどのような治療なのかを理解していただければと思います。

 

▼そもそもオールオン4とは?

オールオン4とは、インプラントを利用した全顎補綴(ぜんがくほてつ)の一つで、わずか4本のインプラントを用いて、歯をすべて失った場合でも安定した噛み合わせと自然な見た目を実現する治療方法です。この治療方法は、伝統的なインプラント治療と比較して、治療期間が短縮され、手術回数も少ないため、患者さんにとって身体的負担が軽減されるというメリットがあります。また、オールオン4は骨量が少ない場合でも適用できることが多く、入れ歯に抵抗がある患者さんにも好評です。

 

▼オールオン4の治療の流れ

一般的なオールオン4の治療は、次の流れで進行します。

 

STEP 1: 初回カウンセリングと診断

オールオン4の治療は、まず初回カウンセリングから始まります。ここでは、患者さんの現在の口腔状態を詳細に評価し、治療の適応があるかどうかを判断します。レントゲン撮影やCTスキャンを用いて、骨の状態や神経の位置を正確に把握します。

 

 

STEP 2: 治療計画の立案

次に、診断結果をもとに、オールオン4の治療計画を立てます。治療の流れや期間、使用するインプラントの種類や材料など、患者さんと詳細に話し合い、納得のいく治療計画を策定します。

 

STEP 3: 術前準備

手術を行う前に、口腔内の衛生状態を整えるためのクリーニングや、必要に応じて残っている歯の抜歯を行います。また、手術に備えて、患者さんには事前に健康状態のチェックや薬の服用など、必要な準備を行います。

 

STEP 4: インプラント埋入手術

オールオン4の核心であるインプラント埋入手術は、局所麻酔下で行われます。通常、4本のインプラントを適切な角度で顎骨に埋め込みます。この手術は、1回の手術で完了することが多く、比較的短時間で終わります。

 

STEP 5: 一次固定の確認

インプラントが無事に埋入された後、一次固定の強度を確認します。この段階では、インプラントがしっかりと顎骨に固定されているかどうかを確認し、問題がなければ、仮の上部構造を装着します。

 

STEP 6: 仮の上部構造の装着

手術後、患者さんがすぐに噛み合わせを回復できるよう、仮の上部構造を装着します。この仮の上部構造は、治癒期間中に使用されるもので、見た目や機能を一時的に補います。

 

STEP 7: 治癒期間の経過観察

インプラントが顎骨と結合するまでの期間、約3〜6ヶ月間をかけて治癒を待ちます。この間、患者さんは仮のブリッジを使用しながら、口腔内の状態を定期的にチェックし、インプラントが問題なく結合しているかを確認します。

 

STEP 8: 最終的な上部構造の製作

インプラントが十分に骨と結合した後、最終的な上部構造を製作します。この上部構造は、患者さんの口腔内にぴったりと合うように、精密な型取りを行い、歯科技工士が製作します。

 

STEP 9: 最終的な上部構造の装着

完成した上部構造を装着します。この最終的な上部構造は、仮のものよりもさらに自然な見た目と機能を持ち、患者さんの噛み合わせや審美性を最大限に引き出します。

 

STEP 10: メンテナンスと定期検診

オールオン4の治療が完了した後も、定期的なメンテナンスと検診が必要です。インプラントとブリッジの長期的な安定性を保つために、歯科医院でのプロフェッショナルケアを続けることが重要です。

 

▼標準的なインプラント治療の流れとの違いは?

ここまではオールオン4の治療の流れについて解説しましたが、標準的なインプラント治療との違いについても気になるかと思います。ここではオールオン4と標準的なインプラント治療の違いを4つの観点からご説明します。

 

  1. インプラントの本数と配置

準的なインプラント治療では、失った歯の数に応じて、それぞれの歯を支えるために1本ずつインプラントを埋入するのが一般的です。これに対し、オールオン4は、全顎にわたってたった4本のインプラントを適切な位置に配置し、それらに固定式のブリッジを装着することで全ての歯を補うという治療方法です。このため、オールオン4は少ないインプラントで済むため、外科手術の負担が軽減されるという利点があります。

 

  1. 骨移植の必要性の違い

標準的なインプラント治療では、顎骨の骨量が不足している場合、骨移植が必要になることがあります。特に、上顎の奥歯の部分では骨量が少ないため、サイナスリフトなどの手術が行われることがあります。一方、オールオン4では、インプラントを斜めに埋入する技術を用いることで、骨量が少ない場合でも骨移植を避けられることが多いです。このため、オールオン4は骨量に制約のある患者さんにも適応しやすい治療法と言えます。

 

  1. 治療期間と回復時間

標準的なインプラント治療では、各インプラントが骨と結合するのを待つため、治療全体に数ヶ月を要することが一般的です。さらに、インプラントを複数回に分けて埋入する場合もあります。オールオン4では、手術当日に仮の上部構造を装着できるため、患者さんは手術直後から仮の歯で噛み合わせを回復することが可能です。このスピード感は、患者さんにとって大きなメリットとなり、早期に快適な生活を取り戻すことができます。

 

  1. 治療費用の違い

標準的なインプラント治療では、インプラントの本数に比例して費用が増加します。例えば、複数の歯を失った場合、それぞれにインプラントを埋入する必要があるため、費用がかさむことが考えられます。オールオン4は、少ない本数のインプラントで全顎を補うため、総合的な治療費用が抑えられる傾向があります。また、治療期間が短縮されるため、患者さんの経済的負担も軽減されることが期待できます。

 

このように、オールオン4は、標準的なインプラント治療と比べて、患者さんにとっての治療期間、手術の回数、費用面での負担を軽減するなど、多くの点で異なる特徴を持っています。そのため、特に多くの歯を失った方や、治療期間を短くしたいと考える方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

 

▼まとめ

今回は、オールオン4の治療の流れについて、大阪市鶴見区のいちば歯科医院が解説しました。オールオン4は、歯を失った患者さんにとって、短期間で自然な噛み合わせと美しい笑顔を取り戻すための画期的な治療法です。その治療の流れをしっかりと理解することで、安心して治療に臨むことができるでしょう。私たち、いちば歯科医院では、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を提供し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。オールオン4に興味がある方や、ご質問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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